【第3話】外では頑張れるのに、家では癇癪がひどいのはなぜ?
こんにちは。まるみです。
私は発達障がい(ASD,ADHD,LD)の息子と、ダウン症の娘を育てる
発達凸凹キッズのママです。
今日は【家と外で違った顔を見せる息子の2面性について】
なぜそうなるのか?また、その対処法について書いていきたいと思います。
これを知ることで、この2面性に困っているママやパパの心が少しでも軽くなると嬉しいです。
その2面性は「悪いこと」ではありません
学校では特に困った問題はないと聞くのに、 家に帰ると些細なことで癇癪を起こす。
「外では出来ているのに、どうして家ではこんなに荒れるの?」 「二重人格みたいで、このままで大丈夫なのかな…」
そんなふうに不安になったことはありませんか?
実はこの“家と外での違い”は、発達障がいのある子どもにとってとてもよく見られる反応です。 そして、見方を変えると―― 家で感情を爆発できていること自体は、決して悪いことではありません。
外で頑張っている子が、家で感情を爆発させるのは、
**「安心できる場所だからこそ起きている反応」**です。
ただし、放っておくしかないわけではありません。 安心の土台を大切にしながら、少しずつ整えていくことは出来ます。
なぜ外と家で行動が違うのか
イギリスの精神科医・心理学者であるジョン・ボウルビィは、 愛着理論の中で次のように述べています。
子どもは「安全基地」があることで、外の世界に挑戦できる
つまり、
・学校や外の世界 → 気を張る場所
・家 → 安心して本音を出せる場所
という使い分けを、子どもは無意識に行っているのです。
特に発達障がいのある子は、
・周囲に合わせるためにエネルギーを多く使う
・感情を抑える力に負荷がかかりやすい
ため、外で頑張った反動が家で一気に出やすいと言われています。
日本の小児精神科医 佐々木正美医師 も、
『家で荒れるのは、外で頑張っている証拠』
という趣旨のことを語っています。
家で感情を出せるのは「逆にいいこと」
家で癇癪を起こす姿を見ると、 「しつけが足りないのでは?」 「甘やかしているのでは?」 と不安になるかもしれません。
ですが、感情を出せずに溜め込み続ける方が、
・不登校
・突然の心身症
・二次障がい
につながるリスクが高いことも、専門家の間では指摘されています。
家で爆発できている=心がまだ折れていない という見方も出来るのです。
それでも「少し楽にしたい」と思ったら
ここからは、 「感情を否定せずに、少しずつ整えていく方法」を紹介します。
① 帰宅後すぐに“緩む時間”を作る
外で頑張った後、すぐ次の行動に移るのは負担が大きいもの。
・何も話さない時間
・好きな遊び
・ぼーっとする時間
を10〜15分でも確保します。
② 癇癪の最中は「止めようとしない」
感情が爆発している最中は、脳が興奮状態にあります。 この時は
・説明
・説得
・正論
は入りません。 「そばにいるよ」「落ち着いたら話そうね」 それだけで十分です。
③ 落ち着いた後に“言葉を渡す”
感情が落ち着いてから、 「今日は外でたくさん頑張ってたんだね」 「疲れが溜まってたんだと思うよ」 と、気持ちを代弁する言葉を伝えます。
これは、感情の整理を助ける大切な関わりです。
④ ママの限界ラインも大切にする
どんなに理由があっても、 ママが限界を超えてしまっては続きません。
・その場を離れる
・今日は深追いしない
・休ませる選択をする
それも立派な関わりです。
外で頑張れる子が、家で荒れるのは、 安心できる場所をちゃんと持てている証拠です。
感情を出せている今は、決して悪い状態ではありません。
そして、 安心の土台を守りながら関わり方を少し変えることで、 家でのしんどさは、少しずつ軽くしていくことが出来ます。
次回は、
「困った行動が出た時、原因はどこを見る?」 叱る前に知ってほしい“考え方の視点”についてお話しします。
無理に正そうとしなくて大丈夫。
あなたとお子さんのペースで、また読みに来てくださいね。
ではでは、今日も”感謝と笑顔”で生きる!
まるみでした!

