こんにちは。まるみです。

発達障がい(ASD,ADHD,LD)の息子と、ダウン症の娘を育てる発達凸凹キッズのママです。

前回は「家と外で顔が違うのはなぜ?」をお話ししました。今回はその続き。「困った行動が出たとき、原因はどこにあるの?」というお話です。

 

「また床に転がった…」

「なんで毎回、出かける前にグズるの?」

そんな場面でつい、「この子はどうしてできないの?」とお子さんを責める目線になってしまうこと、ありませんか?私も、何度もありました。

でも、ここでひとつだけ視点を変えてみてください。

困った行動の原因は、子どもそのものではなく「環境」にある。

実は、問題行動は、子どもと環境の「ミスマッチ(そろわなさ・ずれ)」から生まれる。

これが今日いちばん伝えたいことです。

①原因は「子ども」ではなく「環境とのミスマッチ」

 

発達凸凹キッズは、できること・できないことの差が大きいもの。脳の情報の処理の仕方も、一人ひとりちがいます。

だから「この子はなんでできないの?」と子どもの側に原因を探すと、責める言葉ばかり浮かんでしまいます。でも、原因の多くは子どもではなく、まわりの環境側にあることも少なくありません。

  • 予定が急に変わった
  • 音や人・光などの刺激が多すぎた
  • こちらが求めるレベルが、いまの子どもの状態に合っていなかった

こうした環境とのミスマッチがあると、子どもはうまく動けなくなります。癇癪やパニックはわがままではなく、「うまくいかない!助けて!」というSOSのサイン。

そう考えられるだけで、叱る手が少し止まりませんか?

 

②なぜ「環境」に目を向けるとラクになるのか

 

子ども自身を変えようとすると、時間もエネルギーもかかります。でも環境は、今日から少しずつ変えられます。

たとえば「食事中に座っていられない」のは、「落ち着きのない子」だからではなく、イスの高さやテーブルの位置、まわりの刺激が合っていないだけかもしれません。「〜な子」と決めつけるより「どんな条件ならできたかな?」と環境のせいにして考えると、次の手がうかぶのです。

※「まわりの条件を整えて力を引き出す」この考え方を、発達支援の現場では「環境調整」と呼ぶこともあります。むずかしい名前はおいておいて大丈夫。子どもの中に原因を探すのをやめる、それだけで十分です。

③叱る前に見る3つの視点

 

ある日の朝、息子が「今日学校行かない!」と言って起きたと思ったらソファに寝転ぶ。
いつもなら「何してるの!早く行きなさい」と怒っていた私。でもこの日は、まずこの3つの視点で原因を探してみました。

視点① 疲れや感覚過多が溜まっていないか

前日遅くまで遊んだ、寝不足、暑さ寒さ、音や人混みでの刺激……。「体がしんどい」を言葉にできない子は、行動で伝えているのかもしれません。

確認の声かけ:「今日はちょっと疲れてるのかな?お茶でも飲もうか」

無理やり連れて行こうとせず、まず話を聞く姿勢を見せると、うちのまるたは
少し落ち着いてくれるようになりました。
『分かってもらえてる』と伝わったのかもしれません。

視点② 見通しが持てていたか

「あとでね」「そろそろ行くよ」。時間や段取りが見えないと、不安になってしまう子は多いもの。「あとで」がいつなのか、伝わっていなかったのかもしれません。

確認の声かけ:「これが終わったら出発だよ。」
うちはタイムタイマーを使って、視覚的に残りの時間を見える化しています。
スイカが少しずつ減っていくタイマーです。見た目が可愛いのもポイントかもです。

 

視点③ 要求が今の状態に合っていたか

「早くして!」は、動き出すのに時間がかかる子には、高すぎる要求かもしれません。いまのその子に合う「ひとつだけのやさしいお願い」になっていたか、振り返ってみます。

確認の声かけ:「靴下、はけたかな?できたら教えてね」

この日の息子は、①の「寝不足」が当てはまっていました。無理強いせず、10分だけ布団でごろごろする時間を作ってから出発。いつも上手くいくわけではありません。でも原因がひとつ見つかるだけで、その日の関わり方は本当に変わります。
私の気持ちの持ち方も違います(笑)

④原因に気付くと、関わり方は変わる

困った行動は「直すべき問題」ではなく「理解するためのヒント」。

「なんでこんなことするの?」の答えが、①疲れ・感覚過多、②見通し、③要求のミスマッチ――のどれかひとつ見つかるだけで、あなたの関わり方は変わります。

今日からできること

  • 癇癪が落ち着いたあと、3つの視点で「今日の原因」をひとつだけ探す
  • 見つかったら、環境をひとつだけ変えてみる(予定を減らす・見通しを伝える・要求を小さくする)

全部できなくて大丈夫。ひとつ見つけられたら、それでOKです。

次回は、

「見通しのつけ方」。子どもに伝わる「あとで」の具体的なコツをお話しします。

無理に正そうとしなくて大丈夫。
あなたとお子さんのペースで、また読みに来てくださいね。

ではでは、今日も”感謝と笑顔”で生きる!
まるみでした!